難波、心斎橋など大阪市中央区で飲食店を売却!エリア別高価買取のポイントを紹介
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日本橋、北浜、難波、心斎橋などを含む大阪市中央区は、商店街や飲食店街が賑わっているエリアです。飲食店経営をする人にとって魅力的なエリアだからこそ、飲食店を閉店する際には店舗を売却したいと考えるのではないでしょうか。そこで、大阪市中央区で、高価売却につなげるためのポイントをご紹介します。
近年の大阪市中央区の特徴は?
大阪市は、超高層ビルが並ぶビジネス街がある北区、下町情緒が残る都島区など区によって特色が異なっているのが特徴です。そして中央区は大阪府庁の所在地であり、ミナミの繁華街があります。大阪を代表する経済・文化の中心地です。令和2年国勢調査によれば、昼夜間人口比率は433.1。大阪市の行政区の中で最も高く、中央区で活動する人が突出して多いことは数値にも表れています。
主なエリアの地域性と店舗売却の傾向
■日本橋
日本三大電気街の一つで、西日本最大のアニメやマンガなどポップカルチャーの聖地。日本人はもちろん外国人観光客も多く訪れるエリアです。日本橋筋西通商店街には関連商品を扱う店が並んでおり、通称「オタロード」と呼ばれています。この約500mの通りを歩く人の姿が多く見られることでしょう。
「お金は自分好みの商品に使いたい」「思う存分、通りを見てまわりたい」といった人が大半であるため、気軽に入れて、時間のかからない食事が好まれる傾向があるようです。安い、うまい、ボリュームたっぷりなB級グルメと相性がよい店舗は、買取希望者が現れやすいでしょう。
■北浜
大阪証券取引所や企業が多数あり、ビジネスの中心地として栄えています。一方で、レトロでおしゃれなカフェやレストランがいつくもあり、ビジネス街のオアシスになっているようです。ランチや息抜きに使う人、夜には本格料理を楽しむ人が多くいます。
オフィスビル1階の路面店は、飲食店物件として非常に人気です。立地が良い物件は高値で取引されやすく、重飲食も可能な物件であれば、さら価値のある物件として評価されるでしょう。カフェの開業を希望する人は、雰囲気や方向性が合う物件を求める傾向が強くありますが、合致する買い手が現れれば、内造作譲渡料が高額になることもあり得ます。
■難波
難波は大阪市中央区から浪速区にかけて広がる繁華街一帯。グリコの巨大看板や巨大なカニのオブジェ、通天閣があることから、大阪の象徴とも言えるエリアです。たこ焼き・お好み焼き・串カツといった大阪ならではのグルメを提供する店が多くあります。
観光客が多く、地元グルメが楽しめる店は人気です。中でも大阪を代表するグルメといえばお小波焼き。そのため、専用の鉄板テーブルが残った居抜き店舗は、同業者から買取希望が集まりやすいといえます。ただし、状態が悪いと高値の評価はされません。普段から鉄板の清掃をし、より良い状態に保っておきたいものです。
■心斎橋
心斎橋筋・西心斎橋・東心斎橋の辺りをまとめて心斎橋と呼びます。心斎橋は難波と合わせ、大阪の二大繁華街「ミナミ」を成しています。外国人観光客にも人気の繁華街で、日本語以外の言葉を掲げる看板も目立つエリアです。心斎橋には古着屋や衣料店、レコード店などが並ぶ、若者の街「アメリカ村」があり、夜にはバーやクラブに若者が集っています。一方で大阪松竹座をはじめ、たくさんの演芸場を抱えており、大阪の文化の担い手に愛されてきた場所でもあります。
グルメ関連の有名店が多いのも心斎橋の特徴です。大阪B級グルメから、オムライス日本発祥の店、老舗うどん店、ロールケーキ店などがあります。さまざま飲食店が集まるエリアであるため、同業者でなくとも、買い手になることが考えられるでしょう。高値売却を狙うなら、店舗そのものの価値だけでなく、立地のよさ、人流の特徴などもアピールポイントになります。
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高額売却を狙うためにやるべきことは?
近年居抜き物件を扱うサービスが増えてきましたが、サポート内容は異なります。たとえば、買い手候補を積極的に探す会社があれば、WEBサイトに掲載し問い合わせを待つだけという会社もあります。高額売却につなげるには、物件の鮮度を保ち、買取希望者を探していくことが大切。分からないことは業者に問合せ、しっかりとサポート内容を見極めて相談することが大事です。また、内見時に候補者によい印象を与えられるかどうかで評価は大きく変わります。最後まで店舗全体の清潔感を保っいけるようにしてください。