鉄板焼き・お好み焼き店を居抜きで売却したい！高額売却成功の考え方、ポイントを解説
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テイクアウトに強い業態であることに加え、店舗を運営するために欠かせない鉄板を設置するには高額な費用がかかります。そのため、鉄板焼き・お好み焼き店の居抜き物件は非常に人気です。今回は、鉄板焼き・お好み焼き店の高額売却を成功させるためのポイントをご紹介します。
鉄板、空調設備は高評価の対象
鉄板焼き・お好み焼き店を一から開業する場合、大きな初期費用となるのが専用鉄板や空調設備の設置。そのため、居抜き物件の買取希望者は、店内設備が整っていて問題なく使える状態であること、この先も長く使えることを望みます。まず、人気の条件のひとつが、カウンターに沿って鉄板が設置されている点。カウンターの鉄板は、費用をかけてオーダーメイドしなければならないケースが珍しくないためです。カウンターの鉄板がある場合は、配置のこだわりや使い勝手の良さをしっかりアピールしましょう。また鉄板が埋め込まれているテーブルを設置している場合、鉄板が古くても、まだまだ使える状態であることが求められます。日々の管理や清掃で出来る限り良い状態をキープしてください。また、配線に不具合があったら「使える状態」とはいえません。定期的な点検を続けましょう。
さらに、チェックされることが多いのは空調設備。鉄板の使用時に煙や熱気、においがこもらないようにするには空調設備が不可欠です。店舗の広さはもちろんのこと、テーブル数、鉄板の大きさなども考慮した空調設備があるかもチェックされます。煙が流れたり、熱気がこもったりする場合、ダクトなどが故障している可能性があります。不具合がないかどうか、プロの点検を受けておくことをおすすめします。ダクトに油が付着し続けると、火災につながってしまうこともあり得るという点でもメンテナンスは重要です。鉄板や空調設備があることは鉄板焼き・お好み焼き店にとっては大きな魅力になりますが、他業態では活用できず、高額な撤去費用が必要となってしまいます。まずは同業態への売却を念頭に進めるとよいでしょう。
路面店・角地はテイクアウトに強い
鉄板焼き・お好み焼きはテイクアウトと相性のよい料理です。近年のテイクアウト需要の高まりを受け、テイクアウトの導入を予定して物件を探す買取希望者が増えています。そのため、路面店や角地の物件は高額査定される傾向が。狭小店であっても、店内営業とテイクアウトの2本柱で運営し、売上をつくりやすくなっているため、需要は十分にあります。
一方、空中階の物件の場合は入口がわかりやすい、看板が設置できる、排気システムが整っているといったことが求められます。鉄板焼き・お好み焼き店では、においや煙が原因となり、近隣の建物とトラブルが起きることはあり得ます。排気システムが正しく働いていること、近隣とのトラブルは起きたことがないなどの情報もしっかりとアピールしてください。
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充実した厨房も評価される
鉄板焼き・お好み焼きだけでなく、多くの場合、サイドメニューも提供します。モダン焼きを扱うためにゆで麺機を必要とすることもあります。こうした理由から厨房設備が整っていることを望む買取希望者は少なくありません。最低限の設備があること、鉄板近くに十分な作業スペースや台下冷蔵庫、シンクがあることなども喜ばれます。現在どんなメニューを扱っていて、いかに機能的なレイアウトであるかも伝えましょう。買い取り希望者は開業後をイメージしやすくなります。お好み焼きの原料となる粉は、1袋3kg～10kg程度と大きさがあるため、保管場所に困ることもあります。水気がない保管場所がある場合、これもアピールポイントにできます。
油汚れ・油ハネ対策も大切
油を使用する業態なので、店内の清掃を普段から徹底することも大切です。テーブル、いす、壁や床にベタ付きがないか、空調設備まわりに目立つ汚れはないか、内見前に改めてチェックしてください。また、グリーストラップの定期的な清掃も欠かせません。油を含んだ煙が舞うため、エアコンが目詰まりしてし、働きが弱まったり、故障したりするケースもあります。エアコンの稼働状況も忘れずチェックしたいポイントです。
同業態への売却がスムーズであるものの、居酒屋、浜焼き、韓国料理などの業態でも鉄板の活用は考えられます。自店の魅力や強みを最大限に活かし、売却を成功させましょう。
